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(ご報告)2021年度地区懇話会「高槻は魅力資源の玉手箱 「観光」がまちの価値を高める」 |
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2022/04/27
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(ご報告)2021年度地区懇話会「高槻は魅力資源の玉手箱 「観光」がまちの価値を高める−関西の「中央都市」として、高槻のめざす「観光」を考える−」(主催:日本観光研究学会関西支部主催、後援:高槻市、高槻商工会議所、(公社)高槻市観光協会、協力:ホテルアベストグランデ高槻)(2022年3月20日)
=>http://www.kankoryoku.jp/wn.cgi?1650996405
高槻市では、これまで、今城塚古墳や安満遺跡など歴史資源の魅力的な公園化、摂津峡の活性化、体験交流型観光である「オープンたかつき」など、身近にある自然や歴史、農業、食など多様な資源を対象に、市民とともに磨きをかけ観光に取り組んできました。そして、新たに「将棋のまち」にも力を入れています。今回は、市長様、酒造会社、カフェ経営者、ホテル経営者、観光協会など民間のキーパーソンがそろって、高槻観光の魅力や今後の可能性について語り合い、大変盛り上がりました。
(ご説明)★「地区懇話会とは?」日本観光研究学会の関西支部で毎年、自治体と連携する地域大会です。近年「定住人口だけでなく交流人口へも注目」という政策で一般的な住宅都市や産業都市でも観光都市を目指すところが増えてきており、これまで堺市(2016年度)、池田市(2017年度)、河内長野市(2018年度)、尼崎市(2020年度)と応援してきました。
============================== 1.エクスカーション 9:30に集合し、市内見学・エクスカーションを高槻市と高槻市観光協会のご説明により行いました。14名の参加でした。JR高槻駅の観光案内所を出発し、バスで、関西将棋会館建設予定地、全国でも珍しい古墳の中に入れ、約190点の形象埴輪(レプリカ)が並び、手で触れる今城塚古墳公園、1年前に全面オープンし国史跡や飲食施設等も充実した約22haの安満遺跡公園をじっくりと見学しました。その後は各自公園内や商店街等で昼食を。
============================== 2.シンポジウム (1)JR高槻駅の北側に1年半前にオープンしたホテルアベストグランデ高槻にてシンポジウムを行いました。主催者も入れて45名の参加でした。
(2)ご挨拶 まず、当支部長の小長谷一之より開会のご挨拶をいたしました。
(3)基調講演 つぎに、濱田剛史高槻市長より「輝く未来を創造する 関西中央都市 −高槻観光の次の一手−」と題し、市内の観光資源や「将棋のまち高槻」、観光の取組等を紹介する基調講演がありました。
(4)パネリストご発表 続いて、パネルディスカッションとして、まずパネリストからの話題提供として、 1)北建夫氏((公社)高槻市観光協会事務局長)からは、観光協会の法人化の経緯や取組経過、高槻観光の強みと弱み、体験交流型観光としての「オープンたかつき」など、 2)石井清祐氏(清鶴酒造(株)代表取締役社長)からは、当社酒蔵の歴史や取組、寺内町として栄えた富田地区の紹介、地元有志によるまちづくりの会である「けさたんと会」など 3)平形直美氏(キャンプギア&カフェベースオーナー)からは、安満遺跡公園のご自身のカフェを活用し、公園を利用したアウトドア事業の展開、鉄道の見える景色を利用した鉄道ファンへの拡大など、高槻の新しいファン層拡大の提案など、 4)枡一隆治氏((株)アベストコーポレーション取締役副社長)からは、コンベンション機能を持つ市内唯一のホテルの紹介、ビジネス・文化・観光利用の拠点としての利用促進など、 をご説明をいただきました。
(5)パネルディスカッション 続いて、コーディネータとして小長谷一之(大阪市立大学大学院 都市経営研究科長・教授)が務めパネルディスカッションに入りました。会場からも活発な提案もあり、 1)たかつき観光大使である「高槻やよい」や、安満遺跡公園が鉄道スポットになっていることなど、高槻にある個別のテーマを活かしたファンコミュニティをもっとつくっていこう。 2)市内の東側にある安満遺跡公園で古代米を生産し、それを市内の西側にある酒蔵と協力してオリジナルのお酒をつくるなど、市内資源や主体を連携する取組をやってみてはどうか。 3)市内で定番のハイキングコースをいくつかつくって、そのコース上の多様な資源を、創意工夫でいろいろ組み合わせて案内するガイドツアーを行ってはどうか。 などの意見がありました。
(6)総括 最後にコーディネーターから3点をまとめとして提言しました。 1)「市民力のまちなのでニューツーリズム」 本日のパネルディスカッションでも会場からの意見や提案がたくさんあり、高槻市は市民力が素晴らしい。オープン高槻のように、当支部でも研究しているニューツーリズムが最適のまちである。今後も、多様な魅力的なテーマでクラブ型のツーリズムを進めてはどうか。 2)「ワーケーションやヘルスツーリズム」 京都と大阪に近く、便利で、かつオープンエアな自然環境もすぐそばにある。また医療機関も集積している。ロケーションを活かして、メディカルツーリズムやヘルスツーリズム、ワーケーションなどの滞在型観光も模索してはどうか。 3)「今後の課題は回遊性」 観光資源が点在するので、今後は、市内の資源を結ぶ、移動する回遊性を高めることが大切。今後は、シニアのランダムの動きになるので、たとえば小型EVなどの小さな交通の整備が今後は大切になってくる。
今回の地区懇話会は盛況でした。市役所および関係団体のみなさまのご協力に深く感謝申し上げます。
(文責)原田弘之 |
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 「2021年度地区懇話会「高槻は魅力資源の玉手箱 「観光」がまちの価値を高める」」 |
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