参加でできること
日本観光研究学会 関西支部 ニューズレター
リンク
日本観光研究学会
https://jitr.jp
NPO法人観光力推進ネットワーク・関西
https://kankoryoku-npo.jp
   
  (ご報告)2020年度地区懇話会「「ジョーのある町・尼崎」観光まちづくりの未来を考える−働くまちに加えて、訪れたい、そして、住みたい魅力あるまちへ−」(主催:日本観光研究学会関西支部主催、共催:尼崎市・(一社)あまがさき観光局)(2021年3月6日)
 
2021/03/10
  (ご報告)2020年度地区懇話会「「ジョーのある町・尼崎」観光まちづくりの未来を考える−働くまちに加えて、訪れたい、そして、住みたい魅力あるまちへ−」(主催:日本観光研究学会関西支部主催、共催:尼崎市・(一社)あまがさき観光局)(2021年3月6日)

 尼崎市では、2019年3月に、精密な図面をもとにして、企業家や市民の寄付などを財源として、平成最後のお城として「尼崎城」が再建され、寺町や商店街等も含む阪神尼崎エリアの観光まちづくり化が進みつつあります。今回は、市長様、観光局、神社、電鉄会社、プロデューサーなど民間のキーパーソンがそろって、コロナ下の状況も踏まえつつ、尼崎の魅力や今後の観光まちづくりについて語り合い、大変盛り上がりました。なお、今回はコロナ下での開催につき、感染予防を徹底した上で、参加人数を制限しました。

【1】9:30に集合し、市内見学・エクスカーションを(一社)あまがさき観光局のご説明によりおこないました。13名の参加でした。阪神尼崎駅北のあまがさき観光案内所を出発し、尼崎レンガ倉庫を経て「尼崎城」をじっくりと見学しました。その後、櫻井神社、寺町(本興寺〜大覚寺〜長遠寺)を経て、尼崎えびす神社では宮司さんにご案内いただきました。その後は各自商店街等で昼食をとりました。

【2】13:00より尼崎市立歴史博物館の見学を、学芸員のご説明によりおこないました。11名の参加でした。古代から近世、近代、現代までの歴史をわかりやすく解説いただきました。こののち、シンポジウム会場へ。

【3】尼崎市立歴史博物館(3階講座室)にてシンポジウムを行いました。主催者も入れて47名の参加でした。
(1)まず、小長谷支部長より開会のご挨拶がありました。
(2)つぎに、稲村和美尼崎市長より「尼崎の観光について」と題した基調講演、そして(一社)あまがさき観光局高村陽子事業部長より「観光まちづくりの取組の現状」と題した基調講演がありました。
(3)続いて、パネルディスカッションとして、まずパネリストからの話題提供として、
1)太田垣亘世氏(尼崎えびす神社宮司)からは、巫女体験や国際交流等の経験を踏まえて、コロナ後の尼崎観光として、多様性社会の課題を市民とマイノリティで歩き体験して学ぶ旅など
2)松山大輔氏(阪神電気鉄道(株)沿線価値創造推進室部長)からは、沿線の状況や取組等を踏まえて、沿線活性化の取組提案など
3)若狭健作氏(尼崎南部再生研究室)からは、「密に集まるにぎわいからどう脱却するか」という課題認識のもと、公園など屋外での試行的取組の報告や提案など
をご説明をいただきました。
(4)続いて、コーディネータとして小長谷支部長(大阪市立大学大学院 都市経営研究科長・教授)がつとめパネルディスカッションに入りました。
1)コロナ下で、市民が地域や商店街を見直すことが進んだ。これを活かしてbuy localに結び付けていくことが必要。
2)観光は「水物」で最悪ゼロになるという覚悟を持つことも必要。
3)コロナ下で、歩くことにも注目が集まった。阪神尼崎駅周辺は図書館や公園なども含めてまさにウォーカブルなまち。
4)阪神尼崎周辺は、観光まちづくりというよりも「ご機嫌さんに暮らすまち、well-being」というイメージが合うのではないか。
5)DX技術の導入促進も必要。
などの意見もありました。
(5)最後に市長に再びご登壇いただきました。
 今回の地区懇話会は盛況でした。市役所および関係団体のみなさまのご協力に深く感謝申し上げます。
(文責:原田弘之)
   
 
「(ご報告)2020年度地区懇話会「「ジョーのある町・尼崎」観光まちづくりの未来を考える」」
   
 
「(ご報告)2020年度地区懇話会「「ジョーのある町・尼崎」観光まちづくりの未来を考える」」
   
 
   
Copyright(c) NPO法人 観光力推進ネットワーク・関西 日本観光研究学会関西支部. All rights reserved.