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  (ご報告)日本観光研究学会関西支部2018年度中四国研修会(鳥取・倉吉・由良〜山陰、砂像・白壁土蔵群・コンテンツツーリズムの魅力!〜、2018年9月11日〜12日)
 
2018/08/31
  (ご報告)日本観光研究学会関西支部2018年度中四国研修会(鳥取・倉吉・由良〜山陰、砂像・白壁土蔵群・コンテンツツーリズムの魅力!〜、2018年9月11日〜12日)

〜山陰、砂像・白壁土蔵群・コンテンツツーリズムの魅力!〜
中四国研修会のご説明
 日本観光研究学会関西支部では、中四国研修会を、2014年度は太平洋岸の高知(黒潮町の砂浜美術館)、2016年度は瀬戸内・四国側の愛媛県(三津浜地区・道後温泉・松山市での政策ヒアリングと見学等)、2017年度は瀬戸内・中国側の広島県(尾道市の町家再生、千光寺山からの坂のまち、しまなみ海道等)とおこなっており、2018年度は日本海側の鳥取・倉吉・由良エリアで開催いたしました。
 大阪からアクセスのよい鳥取を拠点に、砂像美術などの砂の自然とアート、歴史的町並み、コンテンツツーリズムなどを見学し、併せて、行政関係のみなさまと観光政策の意見交換をしました。参加者は8名でした。(以下pdf写真参照)。

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【2018年9月11日(火)】
(1)鳥取駅前バス停集合12:50
(2)バス移動13:00
(3)砂の美術館見学
 砂像は、20世紀にアメリカで始まったといわれる現代アートで、砂と水だけで全てを表現するものです。砂の美術館では、現在は、世界の文化・文明をテーマにとりあげ、そのアーティスが作成しておられます。今回は第11期の企画で、北欧文化がテーマ。オーディン、人魚姫などの神話や町並みなどが見事に作成されていました。重力との戦い、影のコントロール、遠近法の導入、などが重要な技術だそうです(以下pdf写真参照)。
(3)砂の美術館をあがり、鳥取砂丘、展望台等を見学。戦前軍用地であったので残ったところが多いそう。大きなオアシスができている(写真)のが特徴。地下に粘土層のあるところと無いところがあり、無いところは変化する。
(6)バス移動15:11
(7)県庁にて、観光局長様等、観光戦略課長補佐様等、行政担当の方と意見交換。
 (鳥取観光の課題についてご説明とディスカッション)外国人が10万=>14万と増えていること、アクセスは大阪から鉄道「スーパーはくと」・自動車とも2時間台に、砂丘の維持・保全問題、星取県プロモーション、ウェルカニキャンペーン、観光列車戦略「瑞風」「天地(あめつち)」「あまつぼし」「若桜鉄道」「大山」「鬼太郎列車」、デスティネーションキャンペーン、ふっこう周遊割、コンテンツツーリズム(鳥取砂丘コナン空港、米子鬼太郎空港)、コナン通り、水木しげるロード、円形劇場くらよしフィギュアミュージアム、浦富海岸のジオパーク、農博、大山開山1300年祭、北東アジアの玄関戦略(米子香港便、米子ソウル便)、東部・中部・西部でDMO整備などの点についてご説明あり、観光政策に関するディスカッションをおこないました。
(8)懇親会、JR鳥取駅近くの「海鮮問屋 村上水産 鮮魚部」。
(9)各時宿泊。

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【2018年9月12日(水)】
(1)JR移動、鳥取駅8:51=>倉吉駅。
(2)バス移動、倉吉駅10:10=>赤瓦白壁土蔵。
(3)倉吉の白壁土蔵群を、倉吉市観光課様、倉吉市マイス協会、ガイド様の案内で、見学しました。赤瓦+腰回りの杉焼板の黒+漆喰の白と、北側の川に面した石橋が特徴(以下pdf写真参照)。1号館(見事な格子状の小屋組で、大規模なお土産店)、2号館(ワイン蔵と彫刻展示館)、6号館(醤油醸造場)、7号館(地酒元帥酒造)、倉吉淀屋などを見学。
(4)先方で手配されている「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」には副支部長が表敬訪問した。(株)円形劇場の稲嶋社長に説明いただく。有名な円形の小学校校舎を保存運動しコンバージョンしたもう一つの倉吉の観光名所。円形建築の理論は、中央に螺旋階段、バームクーヘンを切るように扇形の部屋(学校の場合は教室)を配置、教室の場合、中心側に教壇、周辺に窓の構造。展示は日本のフィギュアの2大大手企業が協力。最近は「Japanese Culture」ものが外国人に人気。さらに、参加型の「自分で特撮写真」「自分でジオラマ作り買える」仕掛けがあるのが人気(以下pdf写真参照)。
(5)昼食のそば「天女」は、大変美味しく、地元伝説から。
(6)バス移動、赤瓦白壁土蔵12:53=>倉吉駅。
(7)JR移動、倉吉駅13:10=>由良駅。
(8)由良にて、「名探偵コナンの聖地」見学。北栄町観光戦略室の主事様、北栄町商工会事務長様、ふるさと館のみなさまにご説明いただく。コナン駅(由良駅)→観光案内所→コナン通り→青山先生ご実家(自動車屋さん)→コナン大橋→コナンの家・米花商店街→青山剛昌ふるさと館の順に見学。ふるさと館には先生の仕事場を再現、そしてARの仕掛けもある。
(9)徒歩で、JR由良駅まで帰り、研修会は終了とした。
(10)以下、帰阪されるコース
JR移動、由良駅16:07=>倉吉駅。
JR移動、倉吉駅16:22=>大阪駅19:31「スーパーはくと12号」。

今回は、1日目午後から2日目午後までという短期ではありましたが、大変盛りだくさんの内容となり、県庁様とは有益な意見交換をおこなうことができました。県の局長部局様とお話をつないでいただきました鳥取大学特任教授の野田邦弘先生、その他、関係のみなさまには、本当に深く感謝申し上げます。
   
 
「山陰、砂像・白壁土蔵群・コンテンツツーリズムの魅力!〜、2018年9月11日〜12日」
   
 
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