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(ご報告)日本観光研究学会関西支部2015年度総会ならびに第12回意見交換会「関西から観光立国・立圏を考える」を開催しました(阿倍野、2015年5月23日11時〜総会、13時〜意見交換会) |
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2015/05/27
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(ご報告)日本観光研究学会関西支部2015年度総会ならびに第12回意見交換会「関西から観光立国・立圏を考える」を開催しました(阿倍野、2015年5月23日11時〜総会、13時〜意見交換会)
(総会、支部会員様向けご報告)==================
5月23日(土)午前11時から2015年度支部総会を開催しました。 当日は出席者17名、委任状数68通、合計85名で総会が成立し、 2014年度活動報告ならびに収支決算、 2015年度活動計画案ならびに収支予算案が議論され、 すべて承認されました。
文責 事務局長 森重昌之
(意見交換会、一般自由参加部門ご報告)==============
(ご報告)第12回「関西から観光立国・立圏を考える」意見交換会(阿倍野、2015年5月23日13時〜)は「ITを活用した観光振興−地方創生の実現に向けて」をテーマに以下のように開催され、参加者85名、懇親会22名と大盛況におわりました。
■第12回「関西から観光立国・立圏を考える」意見交換会 日時:2014年5月23日(土)13:00〜17:00 場所:阪南大学あべのハルカスキャンパス(あべのハルカス23階) テーマ:ITを活用した観光振興−地方創生の実現に向けて
<内容>
(1)開会挨拶(13:00〜13:05) 日本観光研究学会関西支部長 吉兼秀夫
(2)特別講演(13:10〜13:40)『関西における観光立国推進への取り組み』 国土交通省近畿運輸局企画観光部長 中村広樹氏
(3)基調講演(13:40〜14:30)『ARを活用したニューツーリズムの可能性と実例〜種子島実証実験からの箱根補完計画〜』ソフトバンクモバイル株式会社システムサービス事業統括部新規事業準備室長 永瀬淳氏
(4)パネルディスカッション(14:45〜16:30)『ITを活用した観光振興−地方創生の実現に向けて』
パネリスト
1)永瀬淳氏(ソフトバンクモバイル株式会社システムサービス事業統括部新規事業準備室長)準天頂衛星みちびきなど、高度なナビゲーションを応用した「3D ARデジタルスタンプラリー」。ARでアニメを現在の景観に重ねあわせるARポイントを設けて回ってもらう。「ロボテックスノーツのアニメ+種子島宇宙センター」「エヴァンゲリオンのアニメ+箱根」。
2)高木治夫氏(京都フラワーツーリズム合同会社プロデューサー)「オープンデータで田舎をイノベーション」市民が自分でデータを採集し発信する参加型地域創成。オープンに利用して良いデータ「オープンストリートマップ」「ウィキペディアコモンズ」等を利用して、「ご当地ナビ」を作ってしまう。岡山県北木島、香川県男木島、京都市舞子さん撮影会など応用実績多数。
3)木治準宝氏(奈良県明日香村企画政策課)「バーチャル飛鳥京の紹介−IT遺跡復元 メガネをかけると目の前に飛鳥京が!−」ARは過去の景観を現在に重ねあわせる「歴史都市振興」にぴったり。通常の遺跡復元手法は建設コスト大で修正が困難、さらに明日香は規制(明日香法)で使えず図面がないのでARが適切。川原寺跡、甘樫丘からの飛鳥京景観、清浄御原宮跡、石舞台古墳などの復元、スマートグラスとタブレットの比較。
4)木沢誠名氏(西南女学院大学准教授)「ユーザーの視点から−コロニープラスの動向などの紹介」「携帯ゲーム「コロプラ」が地域の観光振興に与える効果」移動しなくなっている若者に観光の喜びをあたえるゲーム。動いていないと隕石が落ちてくる。動くとポイントがたまってご当地レアアイテムをゲット。征服欲、収集欲がでて面白くなる。連携店舗は売上3割アップ。
総合司会 福本賢太(日本観光研究学会理事) パネルコーディネータ 小長谷一之(日本観光研究学会理事)
以下がわかりました。
★トレンド1「ITの高度化によりITがますます【現実と融合】するようになってきたこと」 GPSなどで参加者の位置や方向が高精度に把握できるようになったので、現在の景観に人工的な情報を重ねあわせるAR(拡張現実)や、デジタルスタンプラリー(スタンプを押さなくてもその場所に行ったという把握ができる)という技術がでてきた。 人間は100%リアル(R)や100%バーチャル(VR、CG)より、両者の中間の【リアルにバーチャルを重ね合わせたAR】の方が楽しい。自分が物語の主人公になったり、過去の時空に旅できるような感覚となり、面白いし、観光に応用しやすい。永瀬発表では【現実の景観+アニメ】、高木発表では【現実の景観+過去の景観】の例をご紹介いただきました。
★トレンド2「ITはもともと【交流・参加型の技術】なので、参加型のニューツーリズム・着地型観光に応用しやすい、また市民が自分でつくるのでコストレス」 これからのニューツーリズム・着地型観光は参加型だが、ITを利用できる。観光に必要な地図や写真などの特有なデータは、1)オープンデータを利用したり、2)消費者が自分でデータを作り出す「プロシューマー化」すれば簡単である。こうした技術を高木発表で(京都の素晴らしい神社仏閣、庭園、季節の写真はタクシーの運転手さんと組んで収集している例なども)ご紹介いただき、また、上記のGPSと組み合わせた参加型ゲームで若い人の観光需要を活性化する試みを木沢発表でご紹介いただきました。 |
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 「2015年度 第12回意見交換会「ITを活用した観光振興」」 |
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 「2015年度 第12回意見交換会「ITを活用した観光振興」」 |
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