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日本観光研究学会 関西支部 ニューズレター
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  (ご報告)2014年度第2回観光学研究部会を開催しました
 
2014/11/07
   10月28日に大阪市立大学文化交流センターにおいて、第2回観光学研究部会を開催しました。大阪成蹊短期大学観光学科・国枝よしみ教授がフランスの世界遺産モン・サン・ミッシェルを事例に、現地における持続可能な観光開発を報告しました。
 本研究は、フランスの国立西ブルターニュ大学のBrigand教授らの協力を得て、持続可能なプロジェクトの一環であるシャトルバス導入に関する2008年の観光客意識調査のデータ分析が中心となっています。その結果、観光客がこのプロジェクトに対し、どのような意識構造を持っているかをモデルで示し、年齢や性別だけでなく、出身国、宿泊場所によって差が出ていることを示しました。その他、モン・サン・ミッシェルにおけるさまざまな課題が明らかにされましたが、顧客から事業評価を得ることで環境に配慮したプロジェクトが進められていく手法は、わが国にとっても参考になりそうです。特に、観光地における観光客の流入マネジメントは、この地域だけでなく、過去にもフランス国内で実施されている手法です。観光地における課題は日本との共通点も多く見られました。最後に、2013年にBrigand教授らと行ったモン・サン・ミッシェルにおける日本人観光客の意識構造を報告して終了しました。
 当日は会員13名が参加し、フランスにおけるエコツーリズムの取り組みやランドオペレータの視点から見たプロジェクトの現状など、活発な議論が行われました。
   
 
「当日の発表の様子」
   
 
「当日の観光学研究部会の様子」
   
 
   
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